この度公益財団法人社会貢献支援財団より、第60回「社会貢献者表彰」を受けました。

全国から表彰対象の30団体が一堂に会し、会長の安倍昭恵様より表彰状を手渡して頂きました。私共の様な地方の小さな団体の活動にもスポットライトを当てて頂き誠にありがたく思います。

さて、私共は団体名が示すように地域の個々の空き家や空地の困りごとを解決する事を第一の活動にしております。

第二に中心市街地の店舗付き住居の空き家を利活用し、CSO(市民社会組織)等が低料金で利用できる「シェアオフィスの運営」をしており、そこを拠点として行政・民間企業・CSOと連携し、「中心市街地の活性化」に取組んでおります。

第三に、独居高齢者、外国人、ひとり親家庭の方達等(住宅確保要配慮者)が、何らかの理由で新たに住まいを確保しなければならない状況に陥った場合に、その属性で入居を拒まれるケースが多いため、その住居を確保する為、住宅確保居住支援法人として「居住支援」を行っております。

第四に災害時の「被災者の仮住まい」や、県外からの災害支援団体の「拠点確保」大きな実績としては、被災地の広大な空地(33,000㎡)に官民共同の災害支援基地を建設するプロジェクトの総合プロデュース。

第五に、シェアオフィスの空きスペースを利用して、こどもの貧困や孤立対策の為の多世代交流を目指している「こども第三の居場所の運営」。

第六に寄付で集めた食品や日用品を登録した貧困の一人親家庭が、24時間好きな時に利用できる「コミュニティフリッジ(まちの冷蔵庫)の運営」そして食支援や災害支援の複数の団体が1か所に食品や日用品等を収納できる、大学の空きスペースを有効活用した「セントラル倉庫」の総合プロデュースなど、いずれの活動も当団体が得意とする空き家の利活用を軸として、行政・CSO・企業と連携し取組んでおります。

こういった取組の評価が今回受賞につながったのかと思うと、正直大変嬉しく思いますし、日頃より私共の活動を支援して頂いている方々や、連携して様々なプロジェクトに取り組んでいる他団体に対して感謝の念でいっぱいです。

この受賞を糧に、さらに社会貢献できる団体を目指し活動したいと思います。

2023年11月27日

特定非営利活動法人 空家・空地活用サポートSAGA(愛称:そらそら)
代表理事 塚原 功 拝