明けましておめでとうございます。

皆様には、旧年中は大変お世話になりました。

お陰様で昨年「そらそら」は大きく飛躍する事が出来ました。

まず、全国初の『休眠預金事業』の実行団体の1団体として採択して頂き、それを軸に昨年4月、唐人町『旧中溝豆腐店跡』に、1階にコミュニティスペースを備えたシェアオフィス『まちなかオフィスTOJIN館』をオープンする事が出来ました。

TOJIN館は単に事務所としてだけでは無く、「そらそら」の活動を支える収益物件として、そして何よりも、市民活動団体を中心としたTOJIN館入居者の方々と行政・民間企業・地域住民を結び、【まちなか活性化】や【社会課題解決】の拠点としての役割を担うべく誕生しました。

コロナ禍の中、僅か8ヶ月の期間ではありますが、訪れる人も増え、市民活動団体や様々な異なる主体との協働も生まれ始めており、そのスペックの片鱗を見せ始めております。

又、昨年6月には、NPOとしては珍しい、「宅建業者」としての免許を取得致しました。そして、 「そらそら」の取組みで中心をなす、大きな二つの事業、『空家問題の解決』『社会的弱者の居住支援』事業に於いて、相談・解決件数共に増え、更に収益を伴った 【ソーシャル・ビジネス】へと進化させる事が出来ました。

不動産売買・賃貸の仲介、小額短期保険、コンサルティング等、今後収益事業として、団体の存続を図る為の大きな柱となると期待しております。

更に、『空家問題解決方法』の一環として取り組んだ外国人女子留学生用シェアハウス『からふる』については、全国的に見ても先進的な取組みで、注目度も高く、外国人の入居者も決まっておりましたが、残念ながらコロナで留学生が入国出来ずキャンセルとなりました。

途中、短期間の賃貸等で貸し出してはおりましたが、タイミングを逃している為、残念ながら、現状は未だ赤字の状況です。

その他では、「そらそら」の認知度が上がってきたお陰か、昨年は、外部からのセミナー等の登壇依頼が増えて来た感じです。

行政で言えば、小城市役所定住推進課・佐賀市役所商業振興課。民間で言えば宮﨑文化本舗、ふくしの家等、変わったところでYahoo基金、早稲田大学(ビックリ)等です。今年は佐賀市役所の空き家対策室からも声がかかりそうです。

他にも、『ふるさと納税』へ始めて積極的に取組みを始めました。

今年度は、クラウドファンディング等での資金調達や、居住支援の活動資金や貧困者の入居資金の為の『基金』の寄付活動にも挑戦したいと思っております。

未だ未だ資金的には厳しい状況ですが、NPOならではの特徴を活かし、助成事業・寄付・収益事業などのバランスの取れた資金調達が出来る団体となり、継続して、社会問題を解決出来る、唯一無二の団体を目指して頑張る所存ですので、今後ともご指導ご鞭撻、そしてご支援を宜しくお願い申し上げます。

 

令和3年1月吉日

「そらそら」代表理事  塚原 功